セッション詳細
[SY7]シンポジウム7_社会の中のギフテッド特性と精神医療
2026年6月18日(木) 10:40 〜 12:40
E会場(パシフィコ横浜ノース 3F G304)
司会:本田 秀夫(信州大学医学部子どものこころの発達医学教室)、池澤 聰(国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所児童・予防精神医学研究部)
メインコーディネーター:池澤 聰(国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所児童・予防精神医学研究部)
サブコーディネーター:熊﨑 博一(長崎大学医学部精神神経科学教室)
メインコーディネーター:池澤 聰(国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所児童・予防精神医学研究部)
サブコーディネーター:熊﨑 博一(長崎大学医学部精神神経科学教室)
【オンデマンド配信対象外】
ギフテッドとは、知性、創造性、芸術性、リーダーシップなどの分野、または特定の学問分野において高い達成能力を示す個人のことを指す。ギフテッドは定義が曖昧であるが、およそ人口の2%程度がギフテッドとされている。これまで日本の画一的な教育制度では、ギフテッドの才能を認識・伸長するシステムを十分に構築できていない。ギフテッドを有する子どもは学校での授業が簡単すぎて退屈に感じられることが一因で、授業態度が悪いケースがある。一方でギフテッド者は高い感受性を持っており、自己評価が過剰になったり、完璧主義的な傾向が見られることがある。このため、過度の不安や抑うつを経験しやすくなることが指摘されている。またギフテッド者の独特な考え方や興味が、同世代の友人との共感や理解を難しくし、孤独感を感じることが多い。これが、社会的孤立や疎外感を引き起こす要因になることがある。
2E(Twice Exceptional、二重に特別な才能を持つ人々)はギフテッドの中でも特に特殊なカテゴリーに属する。2Eは、知的・創造的な才能(ギフテッド性)と発達障害や学習障害などの特別なニーズの両方を持つ人々を指す。2Eのケースでは、知的能力が高くても社会的なスキルや感情の調整に困難を感じることがある。
上記のような背景で、日常生活への不適応、不安・抑うつを訴え、児童精神科外来、精神科外来を受診するケースが近年日本でも急速に増加している。ギフテッドの特徴を持つ人々が、以上のような困難に直面し、医療機関に受診した場合、自閉症スペクトラム障害や注意欠陥多動性障害をはじめとした発達障害と診断されることも少なくない。一方で、発達障害と診断するだけでなく、ギフテッドという視点も重要なことが明らかになってきている。ギフテッドを有する方への支援方法の確立は喫緊の課題となっている。
本シンポジウムでは、①ギフテッドの子どもから若者(AYA)への移行期に見られるメンタルヘルス上の課題を専門外来での支援の視点から考察し、②発達障害外来を受診するギフテッドの実態とギフテッドに着目する意義を示し、③ギフテッドに関する生物学的精神医学な視点から検討し、④特異な才能をもつ児童・生徒への教育課程における支援の方向性を解説し、⑤最新の科学技術を活用したギフテッド支援の取り組みを紹介する。さらに、ギフテッドの当事者をシンポジウムに迎え、学会参加者を含めた議論を通じて、これらの知見をどのように臨床現場に応用できるかを考察する。支援の在り方や今後期待される研究・開発の方向性を検討し、「ギフテッド」という診断基準やガイドラインの枠を超えた概念を通じて、精神医学の再構築につながる議論を行う。
2E(Twice Exceptional、二重に特別な才能を持つ人々)はギフテッドの中でも特に特殊なカテゴリーに属する。2Eは、知的・創造的な才能(ギフテッド性)と発達障害や学習障害などの特別なニーズの両方を持つ人々を指す。2Eのケースでは、知的能力が高くても社会的なスキルや感情の調整に困難を感じることがある。
上記のような背景で、日常生活への不適応、不安・抑うつを訴え、児童精神科外来、精神科外来を受診するケースが近年日本でも急速に増加している。ギフテッドの特徴を持つ人々が、以上のような困難に直面し、医療機関に受診した場合、自閉症スペクトラム障害や注意欠陥多動性障害をはじめとした発達障害と診断されることも少なくない。一方で、発達障害と診断するだけでなく、ギフテッドという視点も重要なことが明らかになってきている。ギフテッドを有する方への支援方法の確立は喫緊の課題となっている。
本シンポジウムでは、①ギフテッドの子どもから若者(AYA)への移行期に見られるメンタルヘルス上の課題を専門外来での支援の視点から考察し、②発達障害外来を受診するギフテッドの実態とギフテッドに着目する意義を示し、③ギフテッドに関する生物学的精神医学な視点から検討し、④特異な才能をもつ児童・生徒への教育課程における支援の方向性を解説し、⑤最新の科学技術を活用したギフテッド支援の取り組みを紹介する。さらに、ギフテッドの当事者をシンポジウムに迎え、学会参加者を含めた議論を通じて、これらの知見をどのように臨床現場に応用できるかを考察する。支援の在り方や今後期待される研究・開発の方向性を検討し、「ギフテッド」という診断基準やガイドラインの枠を超えた概念を通じて、精神医学の再構築につながる議論を行う。
[SY7-1]ギフテッドの青年期への移行期におけるメンタルヘルス上の課題
池澤 聰 (国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所児童・予防精神医学研究部)
[SY7-2]ギフテッドに関する生物学的精神医学な視点からの検討
山末 英典 (浜松医科大学精神医学講座)
[SY7-3]神経発達症の子どもの診療においてギフテッドに着目する意義
本田 秀夫 (信州大学医学部子どものこころの発達医学教室)
[SY7-4]学校でのギフティッド児の支援:Silverman(2013)と教育課程部会の議論をもとに
角谷 詩織 (上越教育大学)
[SY7-5]ギフテッド特性をもつ精神科患者の苦悩は何が違うのか:最新のテクノロジーの可能性
熊﨑 博一 (長崎大学医学部精神神経科学教室)
[SY7-S1]指定発言
吉沢 択 (当事者)
[SY7-S2]指定発言
神庭 重信 (社会医療法人栗山会飯田病院/日本うつ病センター)
