講演情報
[P3-02]凹凸のある高反発バランスマットを用いた足底刺激が地域住民の足部に与える影響
*平岩 和美1、平尾 文1、太田 光洋1、熊田 健司2、松原 健太2、島岡 卓弘2 (1. 広島都市学園大学健康科学部リハビリテーション学科、2. 医療法人社団恵正会二宮内科)
キーワード:
凹凸バランスマット、足圧分布、足趾把持力
【はじめに】凹凸のある器具を用いた足踏みの効果として足趾把持力の向上や片脚立ち時間の延長が報告されており、転倒予防として期待されている。今回は地域住民を対象として、凹凸のある高反発バランスマットを用いた足踏み前後の足趾把持力と足圧分布の変化を測定し、転倒防止に役立つかを検討した。
【対象と方法】対象は、本研究の趣旨を十分に理解し文書にて同意が得られたA医院健幸フェアに参加した成人36人(男性6人、女性30人、平均年齢68.97±17.14歳)である。使用する器具は平衡機能計ゲート・ビュー(アイソン製UGA-526)、足指筋力測定器(竹井機器製ⅡT.K.K3364)、凹凸のある高反発バランスマットはアダプベース(株式会社wise project製、材質発泡ウレタン、サイズ300㎜×600㎜/最大高さ70㎜)である。足趾把持力は左右各々2回測定し最大値を採用、ゲート・ビューで静止立位時の足圧分布と足底接地面積を10秒間測定、バランスマット上で30秒間足踏みを行い、各値を再度測定した。統計処理はwindows Excelを使用し、正規分布が確認できたデータに対応のあるt検定を用い有意水準を5%とし、足踏み前後の測定結果を比較した。
【結果】その結果、足踏み後に左右の足趾把持力(左7.88±3.95→8.55±4.67㎏、右7.94±4.09→8.57±4.96㎏)、接地面積(左80.48±13.30→83.35±12.55㎠、右82.81±11.59→84.22±11.36㎠)、足趾圧力(左拇趾36.08±36.39→46.09±41.18kpa、右拇趾52.67±39.96→52.78±39.92kpa、左2から5足趾圧力18.85±19.65→25.83±27.01kpa、右2から5足趾圧力21.13±22.71→22.01±25.01kpa)が高くなり、このうち左足趾把持力(p=0.026)、左前足部荷重割合(18.80±7.34→20.53±6.78%、p=0.029)、左後足部圧力(124.70±22.77→129.20±23.85kpa、p=0.039)に有意差を認めた。
【考察】バランスマットでの足踏みに即時効果がみられた理由として、足部が平地より多方向に動き足趾屈筋群、後脛骨筋、足底筋膜、体性感覚への刺激となったものと考える。また普段右側優位である人が両足底に均等な刺激を受けたことにより、左側により効果が現れたものと考える。
【結論】高反発バランスマットを用いた足踏みは、足趾把持力や荷重バランスを改善し転倒予防に効果を示す可能性がある。
【倫理的配慮、説明と同意】
ヘルシンキ宣言に基づき、本研究の趣旨を理解し文書にて同意の得られた人を対象とした。本研究は広島都市学園大学倫理審査委員会の承認を得た。
【対象と方法】対象は、本研究の趣旨を十分に理解し文書にて同意が得られたA医院健幸フェアに参加した成人36人(男性6人、女性30人、平均年齢68.97±17.14歳)である。使用する器具は平衡機能計ゲート・ビュー(アイソン製UGA-526)、足指筋力測定器(竹井機器製ⅡT.K.K3364)、凹凸のある高反発バランスマットはアダプベース(株式会社wise project製、材質発泡ウレタン、サイズ300㎜×600㎜/最大高さ70㎜)である。足趾把持力は左右各々2回測定し最大値を採用、ゲート・ビューで静止立位時の足圧分布と足底接地面積を10秒間測定、バランスマット上で30秒間足踏みを行い、各値を再度測定した。統計処理はwindows Excelを使用し、正規分布が確認できたデータに対応のあるt検定を用い有意水準を5%とし、足踏み前後の測定結果を比較した。
【結果】その結果、足踏み後に左右の足趾把持力(左7.88±3.95→8.55±4.67㎏、右7.94±4.09→8.57±4.96㎏)、接地面積(左80.48±13.30→83.35±12.55㎠、右82.81±11.59→84.22±11.36㎠)、足趾圧力(左拇趾36.08±36.39→46.09±41.18kpa、右拇趾52.67±39.96→52.78±39.92kpa、左2から5足趾圧力18.85±19.65→25.83±27.01kpa、右2から5足趾圧力21.13±22.71→22.01±25.01kpa)が高くなり、このうち左足趾把持力(p=0.026)、左前足部荷重割合(18.80±7.34→20.53±6.78%、p=0.029)、左後足部圧力(124.70±22.77→129.20±23.85kpa、p=0.039)に有意差を認めた。
【考察】バランスマットでの足踏みに即時効果がみられた理由として、足部が平地より多方向に動き足趾屈筋群、後脛骨筋、足底筋膜、体性感覚への刺激となったものと考える。また普段右側優位である人が両足底に均等な刺激を受けたことにより、左側により効果が現れたものと考える。
【結論】高反発バランスマットを用いた足踏みは、足趾把持力や荷重バランスを改善し転倒予防に効果を示す可能性がある。
【倫理的配慮、説明と同意】
ヘルシンキ宣言に基づき、本研究の趣旨を理解し文書にて同意の得られた人を対象とした。本研究は広島都市学園大学倫理審査委員会の承認を得た。
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