講演情報
[P16-02]地元自治会と大学理学療法学科の連携による健康寿命延伸を目的とした介護予防事業「筋力トレーニング講座」
*奥 壽郎1 (1. 大阪人間科学大学保健医療学部理学療法学科)
キーワード:
介護予防、地元自治会、大学理学療法学科
【はじめに】2018年度の大学公開講座を契機に、自元自治会からの要請を受け大学理学療法学科研究室が支援協力、資金面で自治体が3年間の助成をする形で、近隣マンション在住健常高齢者を対象とした、康寿命延伸を目的とした介護予防事業「筋力トレーニング講座」を開始した。今回はこの活動について報告する。【活動内容】2019年4月から1年間、地元自治会と大学理学療法学科との連携による「健康寿命延伸を目的とした地域在住高齢者への運動を中心とした健康普及事業」を実施することとなった。理学療法学科の研究室が支援することにより研究室ゼミ学生は、高齢者とのコミュニケーションの機会を得ること、サルコペニアや栄養状態など介護予防に関する知識技術を習得する実地の場になること、卒業研究のテーマ選定およびデータ収集の機会となるなどメリットは多い。本事業の備品である、血圧計、握力計、文房具などの経費には、大阪府摂津市の令和2年度市民公益活動補助金に応募し採択され、この補助金を活用して備品を準備した。講座は場所をマンション集会室とし、土曜日の午後90分間の時間帯2ヶ月に1度の開催とした。1年間に、ロコモティブシンドローム判定、サルコペニア判定、体組成測定、栄養状態、基本チェックリストなど測定会を2回実施した。また、毎回、フレイル、認知症、サルコペニアなど健康寿命に関するミニ講義とロコモーショントレーニングを中心とした運動指導を行った。【成果】2019年から3年間は自治体からの助成期間であった。2022年からは自主グループとして講座を継続しており、今年で8目目となっている。成果として、参加者への健康寿命延伸のための知識技術の普及があげられる。また、この活動を、大学公開講座、学会および誌上発表など大学内外へ発信している。課題として、参加者の高齢化に伴う継続困難が生じて、参加者の減少があげられる。【今後の展望】地元自治会、自治体、大学の3者で始まった本講座は、現在は地元自治会、大学での自主グループとなっている。課題として、参加者の高齢化に伴う継続困難が生じ参加者の減少があげられる。今後は参加者増大につながる方策を講じて、専門家として支援を継続していく。【倫理的配慮、説明と同意】本事業は、大学の人を対象とする研究倫理委員会の承認(2018-25)を受け、参加者には講座の内容、測定データの取り扱いなどを書面で説明し同意を得て実施した。【謝辞】講座の参加者、および自主グループのリーダー山本光彦氏、松浦光吉氏に感謝します。
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