講演情報

[P16-03]産学連携によるポールウォーキングサークルの取り組みの成果と課題-2年目の活動報告-

*平石 卓朗1、武藤 大輔2、茂木 りな2、森 優子2、冨岡 まゆみ2、櫻井 弘子2、小田垣 雅人3、村山 明彦1 (1. 群馬医療福祉大学リハビリテーション学部、2. 群馬ヤクルト販売株式会社、3. 前橋工科大学)
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キーワード:

産学連携、コミュニティづくり、ポールウォーキング

【はじめに、目的】群馬医療福祉大学と群馬ヤクルト販売株式会社(以下、群馬ヤクルト)は産学連携協定を締結して、地域在住高齢者のコミュニティづくりを目的としたポールウォーキングサークル活動を継続している。我々は、1年目の活動の課題として、不参加者が多かったことを報告した(平石ら、2025)。そして、交通アクセスへの配慮と活動の選択肢を増やすという観点で、双方の条件を有する前橋工科大学の協力も得ながら、2年目の活動を実施した。今回、主たる目的を不参加者の減少とした。また、副次的な目的として、継続した参加した者の心身機能の変化を把握することとした。【方法】参加者募集は、群馬ヤクルト訪問販売(ヤクルトレディ)による声掛けや各地区の回覧板を用いた。実施期間は2025年9月~2026年4月とした。サークル活動は1回90分程度で、日本ポールウォーキング協会認定資格を有する群馬ヤクルトのスタッフ1~2名が指導員として常駐した。サークル活動は、準備体操、筋力トレーニング、ウォーキングで構成されており、週1回の頻度で継続して実施した。サークル活動の初回には、握力、2ステップテスト、5回立ち上がりテスト、歩行状態の自己効力感を評価する日本語版-改訂Gait Efficacy Scale1を測定した。また、6カ月後の効果判定を希望する者には再度測定を行った。【結果】2年目のサークル活動は、20/23名が継続して参加した。初回評価は、23名(男性7名,女性16名,70.9±7.0歳)に対して実施した。6か月後の評価を希望したのは8名(男性3名、女性5名、68.5±4.9歳)であった。記述統計の結果、初回/6か月の順に、握力(右)26.1±9.0/26.5±9.3㎏、握力(左)22.5±5.6/22.6±4.5㎏、2ステップ値1.4±0.1/1.5±0.1、5回立ち上がりテスト10.3±2.0/6.9±1.8秒,自己効力感82.0±22.2/75.3±19.8点で著変はなかった。【考察】2年目の活動の主たる目的は、不参加者の減少であり、一定の成果が得られた。この要因として、1年目の課題を踏まえて、継続して参加しやすい環境を整備したことが奏功したと推察する。一方、6カ月後の効果判定を希望したのは8名であった。これらの点を鑑みると、効果判定よりも不参加者の減少に特化した活動を展開した方がよいかもしれない。【結論】今回、不参加者の減少という結果が得られた。推測の域を出ないことは否めないが、2年目の活動内容が奏功したと考える。【倫理的配慮、説明と同意】ヘルシンキ宣言を遵守して計画され、研究代表者の所属する研究倫理委員会審査会の承認を得ている(RS25-05)。参加者には、研究内容を十分に説明し、研究対象となることについて同意を得た。また、群馬ヤクルト販売株式会社との利益相反はない。

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