講演情報
[P4-01]地域在住高齢者における社会的フレイルの有無別にみた転倒,心身機能および生活機能の特徴
*西本 憲輔1、龍神 正導2、兼田 絵美3、見形 紘子4、西村 昭宣4、上城 憲司4 (1. ポシブルわかやま狐島、2. 医療法人 真正会 龍神整形外科、3. 東京保健医療大学、4. 宝塚医療大学)
キーワード:
社会的フレイル、地域在住高齢者、転倒
【目的】本研究の目的は,地域在住高齢者を対象に,社会的フレイルの有無別に転倒,心身機能および生活機能を比較し,その特徴を明らかにすることである.
【方法】1.対象:2024~2025年に認知症予防事業に参加した地域在住高齢者を対象とした.
2.方法:基本属性として年齢および教育歴を聴取した.社会的ネットワークはLSNS,ヘルスリテラシーはHLS-EU-Q47,社会的フレイル得点は阿部らの指標を用いて評価した.活動習慣は総活動時間,総活動種類数,総活動頻度を評価した.認知機能はMMSE,注意機能はTMT-AおよびTMT-B,抑うつはGDSを用いて評価した.身体機能は握力,骨格筋指数(SMI),バランス機能を評価した.さらに,転倒歴,転倒不安,フレイル得点,基本チェックリスト,老研式活動能力指標を評価した.社会的フレイルはMakizakoらの基準を用いて判定し,プレフレイルおよびフレイルを社会的フレイルあり群として2群に分類した.各測定値の比較にはMann–Whitney U検定を用いた.
【結果】社会的フレイルあり群(n=229)は,なし群(n=288)と比較してLSNS,総活動種類数およびMMSEが有意に低値であり,社会的フレイル得点,TMT-A,TMT-B,GDS,SMI,フレイル得点,基本チェックリストが有意に高値であった.また,転倒歴では社会的フレイルあり群で「あり」の割合が有意に高かった.一方,年齢,教育歴,HLS-EU-Q47,総活動時間,総活動頻度,握力,開眼・閉眼バランス,転倒不安,老研式活動能力指標には有意差は認められなかった.
【考察】社会的フレイルを有する高齢者は,社会的ネットワークの低下,活動種類数の減少,認知機能および注意機能の低下,抑うつに加え,転倒歴を有する割合が高かった.一方,握力やバランス機能,転倒不安には差が認められなかったことから,転倒には身体機能だけでなく,活動機会の減少,注意機能低下,抑うつなどが複合的に関与している可能性がある.社会的フレイルの早期把握は,転倒リスクを捉える一つの視点となり,活動参加の多様化や交流機会の確保を含む転倒予防支援につながることが示唆された.
【倫理的配慮】本研究は,所属機関の倫理審査委員会の承認を得て実施した.対象者には研究の目的,方法,個人情報の保護,参加の任意性および同意撤回の自由について説明し,書面にて同意を得た.
【方法】1.対象:2024~2025年に認知症予防事業に参加した地域在住高齢者を対象とした.
2.方法:基本属性として年齢および教育歴を聴取した.社会的ネットワークはLSNS,ヘルスリテラシーはHLS-EU-Q47,社会的フレイル得点は阿部らの指標を用いて評価した.活動習慣は総活動時間,総活動種類数,総活動頻度を評価した.認知機能はMMSE,注意機能はTMT-AおよびTMT-B,抑うつはGDSを用いて評価した.身体機能は握力,骨格筋指数(SMI),バランス機能を評価した.さらに,転倒歴,転倒不安,フレイル得点,基本チェックリスト,老研式活動能力指標を評価した.社会的フレイルはMakizakoらの基準を用いて判定し,プレフレイルおよびフレイルを社会的フレイルあり群として2群に分類した.各測定値の比較にはMann–Whitney U検定を用いた.
【結果】社会的フレイルあり群(n=229)は,なし群(n=288)と比較してLSNS,総活動種類数およびMMSEが有意に低値であり,社会的フレイル得点,TMT-A,TMT-B,GDS,SMI,フレイル得点,基本チェックリストが有意に高値であった.また,転倒歴では社会的フレイルあり群で「あり」の割合が有意に高かった.一方,年齢,教育歴,HLS-EU-Q47,総活動時間,総活動頻度,握力,開眼・閉眼バランス,転倒不安,老研式活動能力指標には有意差は認められなかった.
【考察】社会的フレイルを有する高齢者は,社会的ネットワークの低下,活動種類数の減少,認知機能および注意機能の低下,抑うつに加え,転倒歴を有する割合が高かった.一方,握力やバランス機能,転倒不安には差が認められなかったことから,転倒には身体機能だけでなく,活動機会の減少,注意機能低下,抑うつなどが複合的に関与している可能性がある.社会的フレイルの早期把握は,転倒リスクを捉える一つの視点となり,活動参加の多様化や交流機会の確保を含む転倒予防支援につながることが示唆された.
【倫理的配慮】本研究は,所属機関の倫理審査委員会の承認を得て実施した.対象者には研究の目的,方法,個人情報の保護,参加の任意性および同意撤回の自由について説明し,書面にて同意を得た.
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