講演情報
[P12-03]JRATロジリーダー養成研修会の開発と実施 ─令和7年度の取り組み─
*齋藤 恒一1,2、松岡 雅一2,3、冨岡 正雄2,4 (1. 鈴鹿医療科学大学保健衛生学部リハビリテーション学科、2. 日本災害リハビリテーション支援協会研修企画委員会、3. 社会医療法人愛仁会 千船病院、4. 社会医療法人愛仁会 尼崎だいもつ病院)
キーワード:
災害リハビリテーション、バックヤード、人材育成
【はじめに】災害リハビリテーション支援活動において、避難所等での現場活動を後方から支えるバックヤード機能は不可欠である。令和6年能登半島地震では、長期かつ大規模な支援を実施する中で、情報管理、記録、連絡、派遣調整を統括するロジリーダーの存在が活動の質と継続性を左右する重要な要素であることが明らかとなった。これを受けJRAT研修企画委員会は、厚生労働省委託事業(JRAT体制整備)の一環として、ロジリーダー養成研修会を体系的に開発した。本報告の目的は、令和7年度に実施した研修会の構築過程とその成果を報告し、全国的な人材育成の意義を示すことである。
【活動内容】研修会は、全国からの参加を可能とし持続的に実施できる体制構築を重視し、事前学習から演習までを含め完全オンライン形式で設計した。受講者は70分のeラーニングにより基礎知識を修得した後、6時間のWEB研修(講義・演習)に参加した。講義ではバックヤード機能とロジリーダーの役割に加え、能登半島地震における実践事例を提示し、実務に直結する知識の理解を促した。演習ではGoogle DriveおよびGoogleスプレッドシートを活用し、クロノロジー作成、支援チームマッチング、オリエンテーション資料作成を実施した。ファシリテーターには実災害対応経験者を配置し、実践的かつ即時性のある指導を行った。
【結果と課題】研修会は令和7年9月、11月、令和8年1月、3月の計4回開催され、98名(34地域JRAT)が受講した。職種は医師9.7%、理学療法士52.7%、作業療法士31.2%、言語聴覚士5.4%、事務職員1.1%であった。各回の振り返りを反映し内容・運営を改善した結果、回を追うごとに研修の完成度と運営効率は向上し、安定した実施体制を確立することができた。オンライン演習では同時編集に伴う技術的課題もみられたが、大きな支障なく全日程を遂行した。本研修修了によりL-スタッフ登録が可能となり、各地域における人材基盤の拡充に寄与した。一方、短時間のオンライン研修では実務遂行能力の深化には限界があり、地域における実動訓練との連動が今後の課題として抽出された。
【今後の展望】本研修会は、全国規模でロジリーダーを計画的に育成する初の取り組みとして、災害時のバックヤード体制の早期立ち上げと円滑な運営に資する基盤整備に貢献した点で意義が大きい。今後は災害対応の実際やDXの進展を踏まえ、研修内容、演習方法、ファシリテーター体制を継続的にブラッシュアップし、各地域での実践と連動した教育体系へ発展させることで、より実効性の高い人材育成を目指す。
【倫理的配慮、説明と同意】本報告は研修運営記録に基づく活動報告であり、人を対象とする研究には該当しない。アンケート結果は使用せず、運営に必要な集計情報のみを用いた。報告にあたっては、個人が特定されないよう配慮した。
【活動内容】研修会は、全国からの参加を可能とし持続的に実施できる体制構築を重視し、事前学習から演習までを含め完全オンライン形式で設計した。受講者は70分のeラーニングにより基礎知識を修得した後、6時間のWEB研修(講義・演習)に参加した。講義ではバックヤード機能とロジリーダーの役割に加え、能登半島地震における実践事例を提示し、実務に直結する知識の理解を促した。演習ではGoogle DriveおよびGoogleスプレッドシートを活用し、クロノロジー作成、支援チームマッチング、オリエンテーション資料作成を実施した。ファシリテーターには実災害対応経験者を配置し、実践的かつ即時性のある指導を行った。
【結果と課題】研修会は令和7年9月、11月、令和8年1月、3月の計4回開催され、98名(34地域JRAT)が受講した。職種は医師9.7%、理学療法士52.7%、作業療法士31.2%、言語聴覚士5.4%、事務職員1.1%であった。各回の振り返りを反映し内容・運営を改善した結果、回を追うごとに研修の完成度と運営効率は向上し、安定した実施体制を確立することができた。オンライン演習では同時編集に伴う技術的課題もみられたが、大きな支障なく全日程を遂行した。本研修修了によりL-スタッフ登録が可能となり、各地域における人材基盤の拡充に寄与した。一方、短時間のオンライン研修では実務遂行能力の深化には限界があり、地域における実動訓練との連動が今後の課題として抽出された。
【今後の展望】本研修会は、全国規模でロジリーダーを計画的に育成する初の取り組みとして、災害時のバックヤード体制の早期立ち上げと円滑な運営に資する基盤整備に貢献した点で意義が大きい。今後は災害対応の実際やDXの進展を踏まえ、研修内容、演習方法、ファシリテーター体制を継続的にブラッシュアップし、各地域での実践と連動した教育体系へ発展させることで、より実効性の高い人材育成を目指す。
【倫理的配慮、説明と同意】本報告は研修運営記録に基づく活動報告であり、人を対象とする研究には該当しない。アンケート結果は使用せず、運営に必要な集計情報のみを用いた。報告にあたっては、個人が特定されないよう配慮した。
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