講演情報
[S1-03]フレイル外来患者におけるAWGS2025による補正別のサルコペニアと新規要支援・要介護認定との関連
*石野 晶大1、川村 皓生1、岩瀨 拓1、橋本 駿1、加賀谷 斉1、赤津 裕康2 (1. 国立長寿医療研究センター リハビリテーション科部、2. 国立長寿医療研究センター ロコモフレイルセンター)
キーワード:
サルコペニア、高齢者、要介護認定
【はじめに、目的】フレイル外来患者におけるAsian Working Group for Sarcopenia(AWGS)2025のBody Mass Index(BMI)補正と身長補正にて判定したサルコペニアの有無と初診から3年後の新規要支援および要介護認定(新規要介護認定)との関連を検討し、補正別の関連性の差異を明らかにすることとした。
【方法】本研究は後方視的観察研究である。対象は2016年3月〜2025年1月に当センターのフレイル外来を受診した患者とした。除外基準は65歳未満、初診時に新規要介護認定を受けていた者、3年後のフォローアップが未聴取の者、整形外科にて手術予定の者、データ欠損とした。収集項目は初診時の年齢、性別、Charlson Comorbidity Index(CCI)、BMI、身長、Mini-Mental State Examination(MMSE)、同居状況、Katz Indexなどの基本情報に加え、握力、Appendicular Skeletal Muscle Mass(ASMM)、初診時から3年後の新規要介護認定の有無をレジストリデータより抽出した。また、AWGS2025に準じ、ASMMをBMI、身長のそれぞれで補正しサルコペニアの有無を判定した。統計学的検討として従属変数を初診から3年後の新規要介護認定の有無、独立変数をサルコペニアの有無、共変量として年齢、性別、CCI、MMSE、同居状況、Katz Indexを投入した二項ロジスティック回帰分析をBMI補正と身長補正のそれぞれで実施し、オッズ比および95%信頼区間を算出した。なお、共変量はいずれも2値化した。統計解析にはBellcurve for excel Ver4.04 (SSRI社製)を用い、有意水準は5%とした。
【結果】対象者は1234名で除外基準に該当した800名を除外し、解析対象者は434名(年齢76±5歳)であり、新規要介護認定者は82名(18.8%)であった。二項ロジスティック回帰分析の結果、初診から3年後の新規要介護認定の有無においてBMI補正によるサルコペニアの有無は共変量を投入した上でも独立した関連を認めた(オッズ比: 2.22、95%信頼区間: 1.07-4.57)。身長補正によるサルコペニアの有無は単変量解析では関連を認めるものの、共変量を投入すると関連を認めなかった。
【結論】フレイル外来患者における初診から3年後の新規要介護認定に対してサルコペニアはAWGS2025の補正ごとで関連性に差異があり、本対象者においてBMI補正のサルコペニア判定が新規要介護認定の独立した関連因子であることが示唆された。
【倫理的配慮、説明と同意】本研究はヘルシンキ宣言に則り、筆頭演者が所属する施設の研究倫理・利益相反委員会の承認を受けて実施した。
【方法】本研究は後方視的観察研究である。対象は2016年3月〜2025年1月に当センターのフレイル外来を受診した患者とした。除外基準は65歳未満、初診時に新規要介護認定を受けていた者、3年後のフォローアップが未聴取の者、整形外科にて手術予定の者、データ欠損とした。収集項目は初診時の年齢、性別、Charlson Comorbidity Index(CCI)、BMI、身長、Mini-Mental State Examination(MMSE)、同居状況、Katz Indexなどの基本情報に加え、握力、Appendicular Skeletal Muscle Mass(ASMM)、初診時から3年後の新規要介護認定の有無をレジストリデータより抽出した。また、AWGS2025に準じ、ASMMをBMI、身長のそれぞれで補正しサルコペニアの有無を判定した。統計学的検討として従属変数を初診から3年後の新規要介護認定の有無、独立変数をサルコペニアの有無、共変量として年齢、性別、CCI、MMSE、同居状況、Katz Indexを投入した二項ロジスティック回帰分析をBMI補正と身長補正のそれぞれで実施し、オッズ比および95%信頼区間を算出した。なお、共変量はいずれも2値化した。統計解析にはBellcurve for excel Ver4.04 (SSRI社製)を用い、有意水準は5%とした。
【結果】対象者は1234名で除外基準に該当した800名を除外し、解析対象者は434名(年齢76±5歳)であり、新規要介護認定者は82名(18.8%)であった。二項ロジスティック回帰分析の結果、初診から3年後の新規要介護認定の有無においてBMI補正によるサルコペニアの有無は共変量を投入した上でも独立した関連を認めた(オッズ比: 2.22、95%信頼区間: 1.07-4.57)。身長補正によるサルコペニアの有無は単変量解析では関連を認めるものの、共変量を投入すると関連を認めなかった。
【結論】フレイル外来患者における初診から3年後の新規要介護認定に対してサルコペニアはAWGS2025の補正ごとで関連性に差異があり、本対象者においてBMI補正のサルコペニア判定が新規要介護認定の独立した関連因子であることが示唆された。
【倫理的配慮、説明と同意】本研究はヘルシンキ宣言に則り、筆頭演者が所属する施設の研究倫理・利益相反委員会の承認を受けて実施した。
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