講演情報
[P14-08]訪問リハビリテーション定期報告書の改善に向けたケアマネージャーへのアンケート調査
*金刺 修平1,2、石月 亜由美1、野口 健人1、高橋 薫1 (1. JCHO湯河原病院 リハビリテーション科、2. 北陸大学大学院 医療保健学研究科医療保健学専攻 博士後期課程)
キーワード:
情報共有、ニーズの把握、情報の質の改善
【はじめに,目的】居宅要介護者の支援においてケアマネージャー(以下CM)と訪問リハビリテーション(以下訪問リハ)療法士の情報共有は不可欠である.当院では月末に定期報告書を作成し情報を伝達しているが,十数年間フォーマットは変更されておらず,CMが必要とする情報が共有できているかは不明であった.本研究の目的は①CMの情報ニーズの把握,②定期報告書の改善,③改善後の満足度調査である.【方法】
対象は当院訪問リハ利用者に関わる居宅支援事業所のCMとした.Googleフォームを用いた無記名式アンケートをQRコードで配布し,定期報告書への目通し状況・追加希望情報・フォーマットへの意見を調査した.結果を部署内で共有し報告書を改善後,5ヶ月後に改善版への満足度をリッカート尺度法(1〜5点,5点が最も満足)にて再調査した.【結果】14事業所にアンケートを送付し12名より回答を得た.定期報告書は全12名のCMが読んでおり、「利用者の状況確認」「ADL変化の把握」「ケアプラン作成の参考」が読んでいる理由であった.追加希望内容として,療法士視点での評価詳細・リスク情報・本人の意向・短期集中加算等の記載が挙がった.フォーマット変更については「現状のまま」「変更」「どちらでも良い」が各4票であったため,これまでの形式を継続し,療法士視点の評価の記載や、マンツーマンであるが故に聴取できた情報を送るといった記載内容の充実を図った.満足度調査には9名が回答し(3点:3名,4点:3名,5点:3名),平均4.0点であった.自由記載では「専門職の意見が把握できる」「本人・家族の課題ニーズに繋がる」「丁寧な対応がわかる」「検討事項欄への加算記載がありがたい」など肯定的意見のみで,改善を求める意見はなかった.【考察】CMは療法士としての専門的評価や,対面だからこそ得られる本人の意向・リスク情報を求めていることが明らかとなった.これらを定期報告書に反映することで,CMとの共通認識が形成され,ケアプランの質向上に寄与できると考える.フォーマット形式は変更せず,記載内容の充実を優先した判断は,高い満足度として回答者より評価された.【結論】CMのニーズに基づき定期報告書の記載内容を充実させたことで,情報共有の質が向上し,高い満足度が得られた.今後もCMと継続的に協力し,地域在住の要介護高齢者に対して質の高いケアを提供していく.【倫理的配慮,説明と同意】本研究は当院倫理委員会の承認を得て実施した(審査番号:8).アンケートは無記名式とし,回答・返送をもって同意とみなすオプトイン方式を採用した.参加は任意であり,参加の有無による不利益は生じないことを依頼文書に明記した.
対象は当院訪問リハ利用者に関わる居宅支援事業所のCMとした.Googleフォームを用いた無記名式アンケートをQRコードで配布し,定期報告書への目通し状況・追加希望情報・フォーマットへの意見を調査した.結果を部署内で共有し報告書を改善後,5ヶ月後に改善版への満足度をリッカート尺度法(1〜5点,5点が最も満足)にて再調査した.【結果】14事業所にアンケートを送付し12名より回答を得た.定期報告書は全12名のCMが読んでおり、「利用者の状況確認」「ADL変化の把握」「ケアプラン作成の参考」が読んでいる理由であった.追加希望内容として,療法士視点での評価詳細・リスク情報・本人の意向・短期集中加算等の記載が挙がった.フォーマット変更については「現状のまま」「変更」「どちらでも良い」が各4票であったため,これまでの形式を継続し,療法士視点の評価の記載や、マンツーマンであるが故に聴取できた情報を送るといった記載内容の充実を図った.満足度調査には9名が回答し(3点:3名,4点:3名,5点:3名),平均4.0点であった.自由記載では「専門職の意見が把握できる」「本人・家族の課題ニーズに繋がる」「丁寧な対応がわかる」「検討事項欄への加算記載がありがたい」など肯定的意見のみで,改善を求める意見はなかった.【考察】CMは療法士としての専門的評価や,対面だからこそ得られる本人の意向・リスク情報を求めていることが明らかとなった.これらを定期報告書に反映することで,CMとの共通認識が形成され,ケアプランの質向上に寄与できると考える.フォーマット形式は変更せず,記載内容の充実を優先した判断は,高い満足度として回答者より評価された.【結論】CMのニーズに基づき定期報告書の記載内容を充実させたことで,情報共有の質が向上し,高い満足度が得られた.今後もCMと継続的に協力し,地域在住の要介護高齢者に対して質の高いケアを提供していく.【倫理的配慮,説明と同意】本研究は当院倫理委員会の承認を得て実施した(審査番号:8).アンケートは無記名式とし,回答・返送をもって同意とみなすオプトイン方式を採用した.参加は任意であり,参加の有無による不利益は生じないことを依頼文書に明記した.
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