講演情報

[P8-07]越谷市における通いの場発足地域と環境因子との関連

*濱田 萌加1,2、阿部 高家3,2、久保田 圭祐4、島野 優5,2、濱口 豊太4、北畠 義典6、古澤 浩生7、那須 高志1,2 (1. 越谷誠和病院 リハビリテーション科、2. 越谷市リハビリテーション連絡協議会、3. リハビリテーション天草病院 リハビリ部、4. 埼玉県立大学 研究開発センター、5. 埼友クリニック リハビリテーション科、6. 埼玉県立大学 保健医療福祉学部、7. リハビリテーション天草病院 リハ事業推進部)
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キーワード:

通いの場、高齢者人口密度、地域環境

【はじめに、目的】越谷市では2026年4月時点で55箇所の通いの場が発足している.しかし,越谷市における通いの場の発足は住民応募型であり,行政が発足場所を決定しているわけではない.そのため,現在の発足地域が人口動態や居住環境と関連しているかは明らかではない.本研究は,越谷市における通いの場発足地域と地域環境因子との関連を検討することを目的とした.
【方法】対象は越谷市内209町丁目とした.通いの場データは2026年4月時点で越谷市のホームページにて活動拠点が公表されている50箇所を用いた.持ち家率と人口動態は2020年国勢調査のデータを用いた.高齢者人口密度は,各町丁目の65歳以上人口を面積で除して算出した.建物密度および道路密度は国土地理院基盤地図情報をQuantum Geographic Information System(QGIS)(Version3.44)で処理し,各町丁目面積で除して算出した.持ち家率は国勢調査を用いた.統計解析にはR(Version4.2.1)を使用した.通いの場の有無を従属変数としたロジスティック回帰分析を実施した.また,通いの場立地が偶然以上に高齢者人口密度の高い地域へ形成されているかを検討するため,Monte Carlo simulationを10,000回実施した.
【結果】高齢者人口密度のみ有意な関連を認めた.高齢者人口密度が100人/km²増加するごとに,通いの場が存在するオッズは4.0%増加した.建物密度,道路密度,持ち家率は有意な関連を認めなかった.また,通いの場存在地域の高齢者人口密度平均は2609.5人/km²であり,ランダム配置時平均1895.0人/km²より高値であった.
【考察】通いの場は,道路や建物環境よりも高齢者人口密度の高い地域に形成される傾向が示唆された.首都圏である越谷市は平坦な地形であり,インフラもある程度整った環境であると考えられる.よって高齢者人口集積地域に住民の需要として通いの場が発足されてきた可能性があると考えた.
【結論】越谷市の通いの場は,高齢者人口密度の高い地域に形成される傾向を認め,それは地域の需要として通いの場が発足した可能性があると考えた.
【倫理的配慮、説明と同意】本研究は筆頭演者の所属する倫理審査委員会の承認

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