第46回風力エネルギー利用シンポジウム

会長挨拶

第46回風力エネルギー利用シンポジウム開催にあたって


   

一般社団法人日本風力エネルギー学会会長

永尾 徹

足利大学

2024年秋 第46回風力エネルギー利用シンポジウム開催の挨拶

 令和6年11月28日、29日の両日に渡って、恒例の日本風力エネルギー学会主催の風力エネルギー利用シンポジウムを開催対します。第1次、第2次オイルショック後の風力をはじめとする再生可能エネルギーの利用が注目されはじめた昭和54年(1979年)に、第一回風力エネルギー利用シンポジウムが催され、その後一回も欠かすこと無く46回目を迎えることが出来ました。

 このシンポジウムは、風力エネルギーの利用に関心を持つ幅広い関係者が集まり、二日間に渡って、関係する幅広い領域に渡って最新の状況、成果、課題を紹介し、議論をする貴重な場となっております。シンポジウムの初日はプレナリー形式の招待講演で、政府、研究機関他からの状況報告の他、テーマに沿った講演が予定されております。二日目は、研究領域毎に幾つかの部屋に分かれて研究発表と議論が行われます。また、並行してポスター展示が開催されることも例年通りです。

 会場は長年に渡って東京、北の丸公園の日本科学技術館で開催しておりましたが、今年は新橋に近い新築のビジョンセンター新橋で開催します。この新しい会場は収容人数が増えるため、今まで以上の方々に参加頂けるほか、会場間の移動が容易になること、Wi-Fi環境が改善されること、JR駅からの会場への距離が近いことなど、利便性も改善しました。

 風力エネルギー利用は、陸から海へ、着床から浮体へと舞台を広げ、それに伴い関係する領域は一気に拡大し、総合的な取り組みが必要な学問、技術、事業に成長しました。この状況のもと、幅広い分野の方々にお集まり頂き、研究発表、情報交換や議論を通じて、明日に向かっての道筋を見つける機会を提供することが出来れば、主催者としてこれに勝る喜びはありません。日本風力エネルギー学会会員各位はもとより、多くの関係者のご参加をお待ちしております。

                日本風力エネルギー学会  会長 永尾 徹