講演情報

[24-07]アトライタによる⾃動⾞排ガス浄化触媒中のコート層選択粉砕に及ぼす掻き上げ板設置の効果

劉 剛鋒1、得丸 歩夢1、大和田 秀二1 (1. 早稲田大学)
司会:大矢 仁史(北九州市立大学)
白金族元素(以下、PGM)の内Pt, Pd, Rhは主として自動車排ガス浄化触媒(以下、触媒)に用いられる。しかし触媒中のPGM品位は約0.5 wt%と低く、また現行のリサイクルではPGMの回収に大量のエネルギーを必要とする。そのため前処理として物理選別によってPGMの品位を高め、リサイクルを省エネルギー化することが重要となる。触媒は基質相であるコージェライト相をPGMを担持するアルミナ相が挟む構造となっている。つまりPGMは触媒表面のアルミナ相にのみ存在するため表面粉砕機器であるアトライタを用いて、摩擦力によるアルミナ相とコージェライト相の分離を図る。本研究では表面粉砕の効果向上を図り、掻き上げ板をアトライタに導入した。これはアトライタ底部の試料を掻き上げ、アトライタ内の試料を循環させるためのものである。この掻き上げ板の効果をDEMシミュレーションと鉱物学的分析により評価した。そして元のアトライタに比べて掻き上げ板がPGMの回収率と分離効率を向上させることを確認した。