講演情報

[31-12]TiO2 -ZrO2系の相転移に及ぼす酸素分圧の影響

服部 沢雄1、森川 雄三1、中島 邦彦1、齋藤 敬高1、日野 隆博2 (1. 九州大学、2. TOTO)
司会:谷ノ内 勇樹(東京大学)
光触媒は光の照射により, 簡単かつ安全に有害有機化学物質を分解•無害化できる特徴を有する.よって,水処理,脱臭,大気浄化などの環境浄化技術に利用されている.また,今後環境汚染が進む発展途上国での利用が期待されている.光触媒材料としては,高い光触媒活性を有するアナターゼ型のTiO2が一般的に用いられている.しかしながら,アナターゼは準安定相であり,高温下で光触媒活性の低い安定相であるルチルへと相転移を起こす.従って,アナターゼ-ルチル間の相転移温度を制御することが出来れば,光触媒としてのTiO2の用途が広がると期待される.アナターゼ-ルチル間の相転移に関しては,過去に多くの研究がなされているが,それらの多くは出発原料や添加剤に着目したものであり,焼成時の雰囲気に着目した研究例はほとんどない.そこで,本研究では,TiO2-ZrO2系を用いて,アナターゼ-ルチル間の相転移に及ぼす酸素分圧の影響を調査した.