講演情報

[32-01]リサイクルによる環境負荷削減の計上⼿法に関する研究

梁 瑞録1、津村 守1 (1. 秋田県立大学)
司会:原口 大輔(三菱マテリアル)
ライフサイクルアセスメント( LCA)は、資源採取から製造、流通、使用、廃棄にいたるまでの製品の一生涯で、資源の消費量や環境に与える影響を分析し、総合評価の手法である。産業界、学会などにおいての取り組みが急速に進み、大企業においては、LCAの結果を環境報告書に記載するなど、消費者との環境コミュニケーションのツールとして利用されるようになった。しかし一方では、結果を求める過程のインベントリ分析において、リサイクル材料の使用の効果としてもたらされるリサイクル効果の計算と計上の方法は、実施者により異なることもあり、エコリーフでもその現象がみられるなど、LCA結果の妥当性に対する疑問が残る。例えば、使用済み製品のリサイクル材料ついては、これを製造する側と利用する側の双方において、ともにリサイクル効果の計上を望み、二酸化炭素の削減を重複して計上するなどの問題がみられる。今後素材の使用段階でのリサイクル材料の利用は増加し、環境負荷の削減に貢献する場合も多いと予想される。そこで本研究では、LCA評価におけるリサイクルによる環境負荷低減の現評価手法に関する問題点を明らかにして、その解決法を提案する。