講演情報

[33-02]⼤容量点群データを⽤いた岩盤中の割れ⽬の抽出⽅法に関する検討

松川 瞬1、早野 明2、徐 招峰1、板倉 賢一1 (1. 室蘭工業大学、2. 日本原子力開発機構)
司会:羽柴 公博(東京大学)
高レベル放射性廃棄物の地層処分システムの性能評価や処分場設計における水理解析には,水理地質構造モデルの構築が不可欠である。評価対象が亀裂性岩盤の場合,モデル化に必要なデータは坑道壁面の地質観察によって取得される割れ目特性データである。将来建設される処分場の総延長は200km以上に及ぶことから,地質観察作業の省力化とデータ取得品質の平準化が重要な課題である.この課題を解決する手段の一つとして,対象物の三次元形状を高解像度で迅速に取得できる3Dレーザスキャナ(以下, 3D-LS)の活用が考えられる。しかしながら,3D-LSにより取得される点群データは膨大であるため,それを用いた割れ目特性評価は容易ではない.そこで本研究では,坑道壁面の割れ目特性データ取得に適用できる大容量の点群データの処理方法を検討した。その結果,馬蹄形の3D形状を有する坑道壁面を2D平面に展開した凹凸図からリニアメントを抽出する方法と,3D形状データからの面を抽出する方法を組み合わせた。この方法により抽出した割れ目特性データは,地質技術者の観察により取得されるデータと比較しても遜色ないことがわかった。