講演情報
[37-12]地下微⽣物を利⽤したCCSの技術評価の取り組み
〇田中 敦子1、坂本 靖英1、眞弓 大介1、加野 友紀1、東野 晴行1、鈴村 昌弘1、匂坂 正幸1、西 祐司1、中尾 信典1 (1. 独立行政法人 産業技術総合研究所)
司会:末包 哲也(東京工業大学)
CO2地中貯留(CCS)の重要な候補サイトの一つとなっている枯渇油ガス田には未回収の原油が半分以上残されており、原位置微生物の機能を活用して原油をメタンに変換できれば、新たなエネルギー資源の創出が可能となる。近年、眞弓らは、油ガス貯留層内の微生物によるメタン生成能力がCO2分圧の上昇によって活性化されることを見出した。これはCCSサイトにおける天然ガス資源の創成の可能性を示す発見と言える。将来的に地下環境における微生物活動を考慮した新たなCCS技術を確立するためには、メタン生産量やCO2固定量の定量的な評価手法の確立が課題となる。本研究は、CCSと微生物機能を融合したエネルギー生産技術のアウトプットの定量的な評価を行い、新技術の適用性と効果を評価する微生物—地質統合モデルを開発するもので、次の2つのサブテーマによって実施している。1 CCSと微生物機能の働きの微生物学的な解明2 CCSと微生物機能の融合効果の便益の評価本講演では、サブテーマ2の、CCSプロセスにおける地層モデルの挙動とメタン産出量を評価し、その便益の分析について途中経過を発表する。
