講演情報

[B5-1]Zn電解採取の電流効率とカソード表面性状に及ぼす不純物Cl- の影響

中村紘樹1, 大上悟1, 中野博昭1, 福島久哲1, 小林繁夫2, 曽我部信義3 (1.九州大学, 2.九州産業大学, 3.三井金属鉱業(株))
司会:小山和也(千葉工大)

キーワード:

亜鉛、電解採取、電流y効率、塩化物イオン、分極曲線

電解採取浴からのZn電析は,浴中へ不純物が混入して臨界電流密度が上昇すると,電流効率が低下する。これまでに,Zn電析の臨界電流密度に及ぼす種々の不純物の影響が検討されているが,塩化物イオンの影響についてはこれまでほとんど報告されておらず不明な点が多い。そこで本研究では,Zn電解の電流効率と表面性状に及ぼす塩化物イオンの影響を明らかにするために,Zn電析の電流効率,部分分極曲線および電析Znの表面形態,結晶配向性等を調査した。Zn電析の電流効率はCl-の添加により, 全電流密度域で増加した。Cl-の添加によりZnの電析電位が復極していることが分かった。それに対して, H2発生の部分分極曲線はCl-を添加しても変化しなかった。このため,Cl-の添加によりZn電析の電流効率が増加したと考えられる。電析ZnはCl-の添加により平滑な面を持つ粗大粒となった。500, 1000A/m2では, Cl-を添加すると{0001}面への配向が増加した。電析Znの結晶配向性は,電析過電圧およびCl-の特異吸着の影響を受けていると考えられる

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