講演情報

[B5-10]塩酸浴における錫の電解挙動

打越雅仁1, トースゲルゲリ2, ケケシタマス2 (1.東北大学多元物質科学研究所, 2.University of Miskolc)
司会:大上悟(九大)

キーワード:

錫、電解挙動、電析表面形状、アノード溶解

塩酸浴からの錫の電解採取は、プリント基板に使用される半田材料からの錫の回収に有効な方法である。しかしながら、塩酸浴からは平滑な電析物を得る事は難しく、そのため連続的な操業が困難である。一般的に、緻密な電析膜を得るためには、電流密度および電解電圧を低く抑えて電析速度を小さくする必要がある。さらに電極付近のイオン濃度を小さく保つ事も重要である。この課題を解決するために、錫のカソード、アノード電極を用いて、錫濃度、塩酸濃度、撹拌速度を変化させた電解実験を行い、塩酸浴における錫の電解挙動を明らかにした。得られた分極曲線から、電極反応におけるイオンの輸送が電析物の表面形状に強く影響する事が示唆され、さらにイオンの輸送はアノード溶解に依存する事が分かった。

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