講演情報

[B6-9]大環状ホスト分子チアカリックスアレーン(TCA)による白金族金属抽出能および抽出挙動

濱田文男, 山田学, 近藤良彦, 柴山敦 (秋田大学大学院工学資源学研究科)
司会:大和田秀二(早稲田大学)

キーワード:

白金族金属、大環状ホスト分子、チアカリックスアレーン

大環状ホスト分子チアカリックスアレーン(TCA)による白金族金属(PGMs)抽出能および抽出挙動について検討した。共存金属はロジウム(Ph)、パラジウム(Pd)、白金(Pt)、ジルコニウム(Zr)、セリウム(Ce)、アルミニウム(Al)、ランタン(La)、イットリウム(Y)である。その結果、アミノ基修飾TCAはPtに対して90%の高い選択性を示し、これは塩酸溶液中でアニオンに荷電したPtイオンがイオン対抽出にてTCA誘導体に捕捉されることが判明した。また、カルバモイル修飾体はPdに高い選択性を示した。これはカルバモイル基のキレート効果で抽出が進行した。次にジフェニルホスフィン誘導体はPd、Pt、Zrに対して高い抽出能を示した。pHを1.6から3.0に上昇することで、Zrの抽出能はほぼ100%に達した。また、チオエステル誘導体はPdのみに選択性を示し、抽出能はほぼ80%に達した。他の金属に対しては20%以下の抽出能であった。pHを1.0から4.0まで上昇すると、Pdに対する抽出能はほとんど変化が見られないが、Zrに対しては18%から60%まで上昇した。

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