講演情報

[B7-2]湿式分離とイオン液体電析の連携によるNd-Fe-B磁石からの希土類金属の回収

松宮正彦1, 川上智2 (1.横浜国立大学 大学院環境情報研究院, 2.DOWAエコシステム株式会社 環境技術研究所)
司会:邑瀬邦明(京都大学)

キーワード:

湿式分離、イオン液体電析、希土類リサイクル

近年、希土類磁石(Nd-Fe-B磁石)はVoice Coil Motor(VCM)等の部材に利用されており、需要量は増加傾向にある。我が国の持続的発展に向けて、「都市鉱山」を利用した希少金属の回収や資源活用が有望視されており、我が国独自の希土類リサイクル技術の開発は極めて重要な課題である。本研究では、実廃棄物:VCMを対象とした希土類リサイクル技術の研究開発を進めており、「湿式分離」と「イオン液体電析」を連携させたことを特徴とする。実廃棄物を対象とした希土類金属の回収では、湿式分離技術の開発が必要不可欠である。アミド系酸媒体を利用した「湿式分離」の一例として、希土類種の選択浸出挙動、脱鉄処理時のpH依存性、HSAB則及び溶解度積による選択的鉄分離について紹介する。また、アミド系酸媒体とTFSA系イオン液体を利用した溶媒和抽出剤による「抽出分離」についても紹介する。「イオン液体電析」については、希土類塩の溶解度、希土類種の拡散係数及び電析挙動について説明する。さらに実用化に向けて、連携企業との間で進めている「湿式分離工程」(酸溶解~脱鉄処理~希土類塩生成工程)のスケールアップ技術についても説明する。

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