講演情報

[C2-15]廃棄物溶融処理炉でのフッ素挙動について

照井祐貴, 伊藤禎保, 鈴木義昭 (JX金属環境株式会社)
司会:高崎康志(秋田大)
JX金属環境株式会社(JX環境)は、鉱山や製錬所の操業で長年培ってきた技術と実績をベースに、産業廃棄物溶融処理炉(溶融炉)を用いて、いわゆる都市鉱山から銅・貴金属を回収している。
この溶融炉から発生する排ガスは、硫黄酸化物、窒素酸化物と塩素、フッ素等のハロゲン化合物を含んでいる。特にフッ素化合物は反応性に富み、排ガス処理設備を腐食させ、ガス中の窒素酸化物を分解する触媒の寿命を短くする。そこで、JX環境では次の方法で排ガス中のフッ素を処理、無害化している。
 (1)排ガス中のフッ素をカルシウム塩と反応させ、フッ化カルシウムとし、前段バグフィルターで回収する。
 (2)フッ素除去後の排ガスは、硫黄酸化物と窒素酸化物を含んでおり、炭酸水素ナトリウムで硫黄酸化物を中和し、生成する硫酸ナトリウムを後段バグフィルターで分離する。排ガスは脱硝触媒を通してさらに窒素酸化物を分解する。
 (3)前段バグフィルターで回収したフッ化カルシウム含有物は、溶融炉で溶融し、フッ素をスラグに固定する。
本報では、溶融炉におけるフッ素挙動と排ガス処理プロセスの改善について報告する。

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