講演情報

[C3-6]ハクサンハタザオを用いたCd、Zn含有坑廃水の水耕栽培処理

井上千弘1, 文霞1,2, 菅原一輝1, 宋陽1, 黄毅3, 宮内啓介3, 遠藤銀朗3, 北島信行4, 迫田昌敏5 (1.東北大学大学院環境科学研究科, 2.清華大学核エネルギー研究所, 3.東北学院大学工学部, 4.株式会社フジタ, 5.独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構)

キーワード:

パッシブトリートメント、坑廃水処理、超集積植物、水耕栽培、ファイトレメディエーション

ハクサンハタザオは日本および韓国の内陸から山間部で生育する越年生一年草で、CdとZnの超集積植物として知られ、地上部(茎および葉)に植物乾燥重量あたり0.2%のCdと5%のZnを蓄積する能力が報告されている。演者らは、この能力を利用して、Cdで汚染された農用地土壌を対象にしたファイトレメディエーションへの適用に関する研究を行ってきた。一方、坑廃水等からの重金属類の除去にハクサンハタザオを用いる水耕栽培の研究は、これまでほとんど実施されていない。本研究では、CdおよびZnを含有する坑廃水処理へのハクサンハタザオを利用したパッシブトリートメント技術の適用可能性を検討するため、栽培条件とCdおよびZnの吸収に関する基礎的検討を行った。CdおよびZn存在下で1ヶ月間水耕栽培を行った場合、実汚染土壌で栽培した場合と同程度までCdおよびZnを吸収した。また排水基準程度のCd濃度において、ハクサンハタザオによるCdの吸収除去は一次反応で進行した。さらにCdの吸収速度は共存するZnの影響を受けなかった。以上のことから、水耕栽培処理により実際の坑廃水からCdを効果的に除去できる可能性が示された。

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