講演情報

[C5-7]重油中バナジウムの定量分析

永田翔太, 久保裕也 (福岡工業大学)
司会:新苗正和(山口大)

キーワード:

重油、バナジウム、前処理、定量分析

 原油は希薄ながらVやNiなどのレアメタル成分を含有していることが知られており,その大部分は精製工程を経て重油や石油コークスなどの重質油へ濃縮している。重質油に随伴して社会を流通しているレアメタルは相当量に達するものと予想され,その定量分析は回収技術の開発や妥当性の高いマテリアルフローを作成する上で不可欠であるが,重質油に含まれるレアメタルをロスすることなく有機成分を効率的に分解除去可能な前処理法がないのが現状である。例えば、最も定量性が高いと考えられる加圧酸溶解では数週間もの分解時間を要し,燃焼灰化処理では低沸点成分のVが揮発するため定量性を確保できない。そこで本研究では,各種手法で重油分解実験を行いVの定量性を評価した。その結果,アルカリ溶融法を用いれば加圧酸溶解より短い処理時間で燃焼灰化処理より高い定量性が得られることが明らかとなった。

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