講演情報

[PY-31]マイクロバブル浮選によるCsナノ吸着剤の回収

橋本志帆, 日下英史, 陳友晴, 楠田啓, 馬渕守 (国立大学法人 京都大学 大学院 エネルギー科学研究科)

キーワード:

放射性セシウム、ゼオライト、マイクロバブル浮選、汚染水、ナノ吸着剤

放射性Csを含む汚染水の除染方法として、Csが一価のカチオンとして溶存することからカチオン交換能を持つフェロシアン化鉄やゼオライトといったCs収着・吸着剤のナノ粒子によってCsをイオン交換吸着し、固定化する方法が一般的に行われているが、これらナノ粒子をそのまま完全回収することは極めて困難とされている。そのため、繊維や磁性体に担持させる方法が提案されているが、二次廃棄物の大量発生が懸念されており、このようなナノ粒子を完全に直接回収する手法の開発が望まれている。本研究では、まず、粘土系ナノ吸着剤としてゼオライト微粉砕産物を選定し、超微粒子の分離に有効なマイクロバブル浮選(MBF)により同粒子の回収を目指すと共にその浮遊挙動を界面化学的に検討した。ゼオライトのゼータ電位測定を行った結果、pH 2~13の領域において負に帯電し、pH 4~12の広い範囲で-25.3 mVのほぼ一定値となることが確認できた。このような界面特性を有するゼオライトを対象に四級アミン塩であるドデシルトリメチルアンモニウム塩化物塩を用いてMBFを行った結果、全てのpH領域でゼオライトがフロス産物として回収可能であることが確認された。

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