講演情報

[PY-35]マイクロ波水熱法により合成したhydrocalumiteへのヒ酸収着メカニズム

高木悠, 邱心泓, 平島剛, 笹木圭子 (九州大学)
マイクロ波水熱法により、数μmサイズの巨大結晶Ca-Al系NO3型層状複水酸化物を合成し、これに対しヒ酸収着試験を行った。ヒ酸収着過程における溶存成分の経時変化、収着等温線、収着固体残渣のXRD、SEM-EDX、TEMによるキャラクタリゼーションに基づき、収着メカニズムを検討した。初期ヒ酸濃度が1.2 mM以下の場合には、Ca-Al系NO3型層状複水酸化物がわずかに溶けてAsO43-を取り込みながら、微細なCa-Al系AsO4型層状複水酸化物を再構築するD-R機構が主要であったが、初期ヒ酸濃度が1.2-3.0 mMの場合には、前述の機構に加えて、Ca-Al系NO3型層状複水酸化物へのAsO43-イオンのインターカレーションが起こった。初期ヒ酸濃度がさらに高濃度の場合には、ホスト層の溶出がかなり抑制され、D-R機構がより活発に起こっていることを示唆した。その結果Ca-Al系AsO4型層状複水酸化物が多数の数十nmの微細結晶として再構築され、巨大結晶Ca-Al系NO3型層状複水酸化物の層間を閉塞させ、インターカレーションを妨げるように働いた。

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