講演情報

[1205]小型カソードルミネッセンス装置による希土類磁石の識別

今宿晋1, 河合潤1 (1.京都大学)
司会: 林 直人 (産総研)

キーワード:

希土類磁石、焦電結晶、カソードルミネッセンス

発表者らは、前回の発表(資源・素材2014(熊本))にて、走査型電子顕微鏡の電子銃を用いたカソードルミネッセンス分析(SEM-CL分析)によって、希土類磁石(サマリウムコバルト磁石・ネオジム磁石)の分析および識別が可能であることを示した。しかし、発表者らが開発した、焦電結晶を電子線源に用いた小型CL装置では、発光強度が小さかったために、ネオジム磁石の発光を検出できなかった。本研究では、ネオジム磁石の発光を検出できるように、小型CL装置の改良および試料の前処理法を検討した。焦電結晶の上に導電性の針を立てることで、電子線を集束させ、試料上に照射される電子線密度を上昇させた。その結果、試料の発光強度は5倍程度上昇した。また、ネオジム磁石を塩酸に溶解し、過酸化水素水にてFe2+を酸化した後、溶液をメチルイソブチルケトン(MIBK)と混合して、Fe3+をMIBK相へ抽出し、水相を真空乾燥して得られた粉末を測定すると試料の発光強度はさらに2倍上昇した。この結果、小型CL装置を用いて希土類磁石の識別が可能となった。

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