講演情報

[1212]電子機器破砕産物のジグ選別に及ばす銅線の影響

伊藤真由美1, 濱谷直樹1, 齋藤渉1, Surang Khanchang1, Phengsaart Theerayut1, Tabelin Carlito1, 広吉直樹1 (1.北海道大学)
司会: 今宿 晋 (京大)

キーワード:

リサイクリング、小型家電、銅線

小型家電リサイクル法が2013年4月に施行され,これまで廃棄物となっていたデジタルカメラやゲーム機などの小型家電の回収・リサイクルがスタートした。小型家電は金,銀,銅などの有用な金属を含んでおり,筆者らは, 湿式比重選別機であるジグを用いた電子機器破砕物の処理を検討している。本研究では電子機器破砕物に含まれる銅線が各種金属やプラスチックのジグ選別に与える影響を調べた。 銅線を含んだ電子機器破砕産物のジグ選別試験を行ったところ,絡まった銅線の塊が形成され,下部産物への銅の回収率は66 %にとどまった。バージン材のPET樹脂,PVC樹脂,銅線を混合した模擬試料を用いてジグの選別成績に及ぼす銅線含有量の影響を調査したところ,銅線含有量が増加すると選別層内に絡まった銅線の塊が形成され,これが他の粒子の位置交換を妨げて選別成績(下部産物への銅の回収率)を低下させることがわかった。ミルポットとふるいを用いて試料中の銅線を予め絡ませて除去してからジグ選別を行ったところ,事前に除去された銅線塊と,ジグ下部産物の銅の合計回収率は95 %に向上した。

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