講演情報
[1301]旧炭鉱立坑からの湧出水の性状とその環境影響評価
〇外園亮太1, 三宅博文2, 石井恵太2, 鈴木秀洋3, 五十嵐敏文1 (1.北海道大学大学院工学研究院, 2.三笠市, 3.野外科学株式会社)
司会: 鈴木 祐麻 (山口大学)
キーワード:
閉山炭鉱、湧出水、ホウ素、鉄、影響評価
北海道には数多くの閉山した炭鉱が分布しているが、これらの炭鉱からの湧出水に対する環境影響評価はこれまであまりなされていない。このうちの一つである北海道三笠市にある旧幌内炭鉱の入気立坑においては2013年6月から坑内水が流出した。その坑内水にはホウ素や鉄が含まれており立坑周辺の環境への影響が危惧されている。周辺環境の影響を評価するために、坑内水、地下水、表流水の水質分析を行うとともに、それらの分析結果を用いて、地球化学モデルPHREEQCによる坑内水中のホウ素、鉄の存在形態の解析を行った。また、それらのホウ素と鉄の起源を明らかにするために、石炭、砂岩、泥岩を用いてバッチ溶出試験を行い、重金属類の溶出特性を評価した。水質分析と解析結果より、坑内水中のホウ素はホウ酸の形態で存在しているが、流下過程において表流水との混合により希釈されること、鉄は酸化され沈殿物が形成されることにより、どちらの元素も付近の河川との合流地点においては排水基準値以下となることがわかった。一方、泥岩を用いたバッチ溶出試験結果より、ホウ素、鉄の溶出が認められた。このことはこれらの元素はおもに泥岩に起因することを示唆する。
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