講演情報
[1508]押え盛石による残壁の滑り変形の抑制効果に関する検討
〇福田大祐1, 安藤健太1, 児玉淳一1, 藤井義明1 (1.北海道大学)
キーワード:
残壁、岩盤斜面、盛石、滑り変形抑制
国内の石灰石露天掘り鉱山では,採掘により高さ数百mに及ぶ長大な残壁が形成されている。石灰石と基盤岩との間に地層境界が存在するカバーロック型残壁の中には,残壁の長大化に伴い地層境界から残壁下部表面に延びるすべり面が形成され,この滑り面と地層境界に沿った残壁の非弾性的な滑り変形が観測されることがある。この場合,残壁の長期安定性の観点から,滑り変形の抑制を目的として滑り面が確認されている残壁表面部を覆うような形で押え盛石を適用するなどの対策がなされる.著者らはこれまでに,盛石の高さや不連続面の劣化状態により盛石の抑制効果が大きく変化し得ることを明らかにしてきているが,そこでの検討に用いたモデルでは,押え盛石が示す剛性や押え盛石が残壁表面に及ぼす詳細な力の分布などは考慮していなかった.本研究では、こうした影響を加味した2次元有限要素法による非線形粘弾性解析を用いて,種々の滑り面の劣化状態を想定し、盛石による残壁の滑り変形の抑制効果を検討した.そして、残壁の滑り変形が盛石の高さや盛石の剛性により影響を受けること、盛石による滑り変形の抑制効果はすべり面の劣化状態に依存すること,などを明らかにした。
<a href="http://confit-fs.atlas.jp/customer/mmij2015a/pdf/1508.pdf" target="_blank"></a>
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