講演情報

[2309]含砒素硫化銅鉱物の硫酸浸出に対する銀および溶液電位調整の影響

井口明信1, 三木一1, 平島剛1, 笹木圭子1, 澤田満2 (1.九州大学工学府地球資源システム工学専攻資源処環境修復工学研究室, 2.住友金属鉱山株式会社)
司会: 日下 英史 (京都大学)
斑岩銅鉱床を採掘する鉱山においては黄銅鉱、輝銅鉱などの硫化銅鉱が主要な銅鉱石となる。これらの銅鉱石には硫砒銅鉱(Cu3AsS4)や四面砒銅鉱(Cu12As4S13)等の含砒素硫化銅鉱が随伴することが多く、浮遊選別で選別することが難しいことから大きな問題となっている。これらの鉱石を湿式浸出で処理する研究も行われているが、浸出速度が遅く不動化することが知られており、実用化されていない。一方、同じく浸出速度が遅く不動化することが知られている黄銅鉱(CuFeS2)について、浸出が促進される特定の電位域(高速浸出域)が存在するという、浸出反応の電位依存性が確認されている。また、浸出液に銀イオンを添加することで黄銅鉱の浸出が促進されるという報告もある。含砒素硫化銅鉱物も同様の浸出挙動を示す可能性があり、浸出実験および電気化学的手法により調べたところ、含砒素硫化銅鉱物の浸出反応は電位依存性を示した。また、銀イオンおよび硫化銀の添加によって硫砒銅鉱の浸出を促進されることも分かった。さらに本研究では、硫化銀を添加した浸出溶液の電位を調整し、浸出に及ぼす影響の検討も行った。

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