講演情報

[1707]粉砕処理したセルロースのソリューションプラズマによる分解

根本心平1, ワッタナパーニットアンヤラット1,2, 齋藤永宏1,2,3,4 (1.名古屋大学大学院 工学研究科, 2.名古屋大学 未来社会創造機構, 3.名古屋大学 グリーンモビリティ連携研究センター, 4.科学技術振興機構(JST)-CREST)
司会:麻植久史(京都大学)

キーワード:

バイオマス、プラズマ、溶液反応、セルロース

持続可能な開発が求められる現在、バイオマス資源の利活用が世界中で大きな注目を集めている。しかしながらその利用は限定的であり、その原因の一つが、資源から製品への変換過程にある。石油代替燃料への変換過程では酵素などといった微生物による分解が行われている。しかしながら、微生物の管理には費用がかかり、変換反応も長期にわたるため、バイオマス資源の利用が限定的になっている。
この微生物利用過程の問題を解決し得る手段として、「ソリューションプラズマ」と呼ばれる液中に発生するプラズマに注目した。ソリューションプラズマを用いた研究では、プラズマから発生する活性種を利用し、薬品使用量が少なく反応速度の速い反応が報告されてきた。ソリューションプラズマをバイオマス資源の変換過程に組み込むことで、変換過程の短期化と費用削減を期待できる。
本研究では、バイオマス由来の高分子材料の分解や分子修飾に、ソリューションプラズマを用いた。バイオ燃料への変換過程において、ソリューションプラズマ未使用時と比較してより少ない時間でバイオ燃料の構成成分が得られるなど、ソリューションプラズマによる特異的な反応が観察された。


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