講演情報

[1807]Tributyl phosphateの希釈溶媒に[Cnmim][Tf2N]を用いた場合の塩酸水溶液中における希土類元素の抽出・逆抽出挙動

矢田祐士1, 松本佑美1, 新井剛2 (1.芝浦工業大学 大学院 理工学研究科 材料工学専攻, 2.芝浦工業大学 工学部 材料工学科)
司会:佐々木秀顕(東京大学)

キーワード:

レアアース、溶媒抽出、イオン液体、分離回収

レアアースは電子製品に必要不可欠な材料となっている。その中でも、Nd, Dy及びPrは永久磁石に利用され様々な工業製品に用いられているため、分離回収プロセスの構築は必要不可欠である。しかし、これらの元素は類似した化学的性質を有するため相互分離が困難である。そこで、本研究ではレアアースの効率的な分離回収プロセスを構築するために、TBPの希釈溶媒として[Cnmim][Tf2N]を用いた場合の希土類元素の基礎的な抽出・逆抽出挙動の検討を行った。これらの溶媒抽出剤を用いてLn(III)の抽出試験を行った結果、pHの増大に伴い抽出分率の増加が確認された。しかしながら、いずれのLn(III)も同様の抽出挙動を示したことから、抽出行程での相互分離は困難であることが示唆された。逆抽出剤としてHCOONH4を用いた場合、Nd(III), Dy(III)及びPr(III)の逆抽出率に大きな差異が確認された。これらの結果より、Ln(III)の相互分離の可能性が示唆された。本会ではTBPと[Cnmim][Tf2N]を組み合わせた希土類元素の基礎的な抽出・逆抽出挙動の検討を重ねたので報告する。


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