講演情報
[2507]人工湿地による坑廃水処理の実用化に向けた取り組み -実用規模人工湿地による実証試験報告-
○荻野激1 (1.北海道立総合研究機構 地質研究所)
司会:初谷和則(JOGMEC)
キーワード:
休廃止鉱山、坑廃水処理、パッシブトリートメント、人工湿地
人工湿地による処理方法は、低コストで、省エネルギーといった長所を有している。休廃止鉱山における鉱害防止事業では、水処理に関わるコスト低減化が重要な課題となっており、人工湿地処理の実用化及び導入の促進が期待されている。地質研究所では、これまで自然湿地や小規模の人工湿地による実証試験など15年以上にわたり湿地処理に関する調査研究を行っており、平成25年~平成26年度には経済産業省公募事業において、実用規模の人工湿地(表面流型:1,927m2、浸透流型:760m2)を造成し、有害金属を含む坑廃水処理の実証試験を開始している。
この試験は表面流型と浸透流型を直列に接続し、上流側に表面流型を、その下流に浸透流型を配置して行った。その結果、表面流型人工湿地では、懸濁物質、鉄及び砒素が効果的に除去され、排水基準以下まで濃度を低下させることができたが、亜鉛などの成分で効果が小さかった。一方,浸透流型人工湿地では、表面流型では効果が小さかった亜鉛などの成分においても高い除去効果が得られ、各成分で排水基準値以下にまで濃度を低下させることが明らかとなった。したがって、2つの人工湿地を通過させることで、坑廃水中に含まれる金属成分が除去され、従来の中和処理と同程度の効果が確認された。
<a href="http://confit-fs.atlas.jp/customer/mmij2015b/pdf/2507.pdf" target="_blank"></a>
この試験は表面流型と浸透流型を直列に接続し、上流側に表面流型を、その下流に浸透流型を配置して行った。その結果、表面流型人工湿地では、懸濁物質、鉄及び砒素が効果的に除去され、排水基準以下まで濃度を低下させることができたが、亜鉛などの成分で効果が小さかった。一方,浸透流型人工湿地では、表面流型では効果が小さかった亜鉛などの成分においても高い除去効果が得られ、各成分で排水基準値以下にまで濃度を低下させることが明らかとなった。したがって、2つの人工湿地を通過させることで、坑廃水中に含まれる金属成分が除去され、従来の中和処理と同程度の効果が確認された。
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