講演情報
[3101]金銀山開発における鉛需要の問題について
○仲野義文 (1.石見銀山資料館)
司会:久間英樹(松江高専)
キーワード:
金銀山、鉛需要、近世初期、鉛山の開発、石見銀山
日本の金銀山開発は16世紀初頭の石見銀山への灰吹法の導入を契機に活発化した。周知のごとく灰吹法は鉛を用いた精錬法であることから金銀生産の拡大はまた鉛需要の増大をもたらせ、その結果金銀山周辺の鉛山の開発を促進させた。一方、金銀山においても精錬用のために大量の鉛の調達が必要であった。秋田院内銀山では慶長17年(1612)には年4~5万貫、元和年間には年1万貫目もの鉛消費があり、これらは藤琴・土倉・繋などの周辺の鉛山のほか越後村上鉛が調達された。石見銀山では寛永9年(1632)6月分として鉛1166貫目が温泉津湊にて水揚げされており、これらは越中の長棟鉛山や亀谷銀山などの鉛と推察される。また佐渡では寛政元年(1789)から6ヶ年間、紅毛鉛の購入があり、一部輸入鉛によって賄われている。 本報告では、金銀山開発に伴う鉛需要の問題に注目して、近世初期の鉛山の開発状況と、金銀山における鉛調達について検討を試みる。
<a href="http://confit-fs.atlas.jp/customer/mmij2015b/pdf/3101.pdf" target="_blank"></a>
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