講演情報

[3707]チリ集積菌による黄銅鉱精鉱のバイオリーチングに関する浸出条件の検討

國廣俊太1, 新川達也1, 神谷太郎1, 千田佶1, 小島和浩1 (1.独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構)
司会:日下英史(京都大学)

キーワード:

バイオリーチング

本研究では、チリで採取した集積菌(MC1)による黄銅鉱精鉱のバイオリーチングに関して、最適な浸出液の条件を検討した。試験はフラスコ内で行い、浸出温度は45℃である。浸出液の条件は、希硫酸(条件1)、希硫酸+元素硫黄0.1 g(条件2)、除チオ硫酸ATCC1995培地(条件3)、除チオ硫酸ATCC1995培地+元素硫黄0.1 g(条件4)とし、各条件についてpH 1.0とpH 2.5のものを用意した。その中で最も銅浸出率が高かった条件はpH 2.5の条件4であった。これまでの試験でpH 2.5に設定した除チオ硫酸ATCC1995培地+元素硫黄1 gの条件では、菌体数は増えたが、銅浸出は促進されなかった。今回の試験でpH 2.5に設定した除チオ硫酸ATCC1995培地+元素硫黄0.1 gの条件では、元素硫黄1 gで見られた菌体数の増加のみならず銅浸出が促進された。したがって、MC1菌を用いた黄銅鉱精鉱のバイオリーチングは、適量の元素硫黄を加えることで促進されると示唆された。


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