講演情報
[PY-19]V(II)溶液を用いた黄銅鉱の還元浸出に関する研究
○伊藤将太1, 山下智司1, 小山和也1 (1.千葉工業大学)
キーワード:
黄銅鉱、電解還元、還元浸出、バナジウム
黄銅鉱などの硫化銅鉱の浸出ではSO42-生成型、S生成型、H2S発生型があり、これまでCu(II)などの酸化剤によるS生成型の酸化浸出について多くの研究および報告がある。一方、H2S発生型浸出では還元剤が必要であるが、硫黄の反応生成物は気相であるH2Sであることや、黄銅鉱に比べ湿式での分解が容易とされるCu2Sが得られる可能性があることなどが特徴としてあげられる。本研究ではこのような還元浸出をおこなうにあたり、還元性溶媒であるV(II)溶液を電解により作製をした。カソード液にはV2O5より作製したV(V)溶液を用い、アノード室とカソード室の間に陰イオン交換膜を配置し、カソードに鉛を用い電解を行った。電解中はpHを一定になるよう調整し、ORPを測定した。電解が進むとともにバナジウムの価数が5価、4価、3価、および2価のイオンに対応して溶液の色は黄→青→緑→紫と変化した。ORPは時間とともに低下し、溶液0.5L、初期V(V)濃度 0.1mol/L、電流2Aの条件では4時間程度でほぼ2価の溶液が得られた。なお、この溶液を用いて黄銅鉱の浸出を行ったところ、H2Sが発生し、90℃では90分程度で反応が終了した。
<a href="http://confit-fs.atlas.jp/customer/mmij2015b/pdf/PY-19.pdf" target="_blank"></a>
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