講演情報
[PY-82]速度異常体の異方性がもたらす地震波動場変化
○米木梨奈1, 三ケ田均1, 武川順一1 (1.京都大学工学研究科)
キーワード:
速度異方性、地震波伝播、数値シミュレーション
地下媒質は地殻に働く応力によって生じる微小クラックや平行層理面等によって地震波速度異方性をもち、地震探査において異方性を考慮した速度解析を行うことはより正確な地下構造のイメージングを行うために重要である。シェールオイル・ガスの貯留層である頁岩や地表付近の未固結地盤は強い地震波速度異方性をもつことが明らかになっており、頁岩地殻内のき裂特性の把握や浅部地下構造の推定には異方性を考慮した速度解析が有効である。しかし、強い異方性をもつ媒質や対称性の低い異方性媒質に対しても適用可能な解析手法についての研究は近年始まったばかりであり、研究事例も少ない。そこで本研究では、速度異方性を考慮した速度解析手法開発の第一段階として地下の強い異方性が地震波観測波形にどのように影響するかを数値シミュレーションによって確認し、異方性の検出可能性について検討を行った。数値モデルは水平成層構造であり、異方性異常体と等方性異常体をそれぞれ有すると仮定して受振波形を比較した。その結果、波動場の差異は異方性媒質をもつことによって生じたものと考えることによって、異方性の有無や異方性パラメータを推定できる可能性が示された。
<a href="http://confit-fs.atlas.jp/customer/mmij2015b/pdf/PY-82.pdf" target="_blank"></a>
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