講演情報

[1515]南アフリカ金鉱山地表下1kmにおける薄板状鉱脈の採掘で誘発されるアコースティック・エミッションの観測

直井誠1, 中谷正生2, 森谷裕一3, Kgarume Thabang5, 村上理4, 大槻憲四郎3, Philip Joachim6, Masakale Thabang7, Ribeiro Luiz8, 矢部康男3, 川方裕則9, Ward Anthony8, Durrheim Raymond5,10, 小笠原宏9 (1.京都大学, 2.東京大学, 3.東北大学, 4.東濃地震研究所, 5.CSIR, 6.GMuG, 7.OHMS, 8.Seismogen, 9.立命館大学, 10.Witwatersrand大学)
司会:藤井義明(北海道大学)

キーワード:

アコースティック・エミッション、山はね、誘発地震

南アフリカ金鉱山では,現在では地表下4 kmもの深さで金の採掘が行われており,採掘による応力集中でMw(モーメント・マグニチュード)3程度までの地震が多発している.これらの誘発地震による被害の低減,ならびに震源近傍に計器を埋設可能という条件を活かした地震発生の物理の研究を目的として,南アフリカCooke 4金鉱山地表下1 kmにおいて,Mw –5という非常に小さなものまで検知可能なアコースティック・エミッション(以下AE)観測網を展開し,2011年より観測を行ってきた.1ヶ月あたり数十万個のAEが検知・震源決定されており,切羽直近の損傷領域の形成過程や既存断層上のAE活動,それらの統計的性質の時間変化などを捉えることに成功している.