講演情報

[1604]ASRからのプラスチックの分離回収

井上諒1, 大矢仁史1, 吉田智也2, 土田保雄2, 権藤正信3 (1.北九州市立大学 国際環境工学部, 2.株式会社サイム, 3.九州メタル産業株式会社)
司会:林直人(産総研)

キーワード:

ASR、プラスチック、マテリアルリサイクル、比重分離

ASR(シュレッダーダスト)とは廃自動車を破砕し、有価物(金属など)を回収した後に、産業廃棄物として捨てられるプラスチック・ガラス・ゴムなど破片の混合物のことである。自動車リサイクル法成立により、使用済自動車全体のリサイクル率は、制度制定前の平成12年度の約83%から、平成25年度には約99%まで向上した。一方で、鉄に関してのリサイクルが確立されているのに対し、プラスチックに関しては未だにリサイクルの方法が確立されていない。また自動車で使用されるPP(ポリプロピレン)にはタルクと呼ばれる増量剤が含まれており、これによりサンプルによって純度及び比重が異なってくるため、比重選別が困難になる又はリサイクル後の用途が異なってくる。
ASR中のプラスチックのリサイクル方法を確立させるためにはまずその構成を調べる必要がある。そのため、本研究では九州メタル産業㈱で採取した35~100mmのASRに対して、IR分析を行いASR中のプラスチックの構成(質量比)を明らかにする。またPPに関して0.95、0.999g/cm3の比重液を作成し、比重選別をすることによりPPの純度を明らかにする。