講演情報

[1609]超好酸性鉄還元細菌を利用した貴金属バイオナノ粒子の生成

松本昂大1, 中山大輔1, 平島剛1, 笹木圭子1, 沖部奈緒子1 (1.九州大学)
司会:和嶋隆昌(千葉大学)

キーワード:

金属ナノ粒子

日本の都市鉱山における貴金属資源埋蔵量は世界有数とされている。プラチナ(Pt)やパラジウム(Pd)は工業触媒等に幅広く使われており、需要は増加しているが、それらの希少性や偏在性といった問題から、都市鉱山からの二次回収が期待される。本研究では超好酸性鉄還元細菌Acidocella aromatica PFBC株、およびAcidiphilium sp. SJH株を利用することで、強酸性の都市鉱山浸出液中に存在するPtおよびPdイオンを微量で高反応性が期待できる分散型の貴金属バイオナノ粒子として回収することを目的とした。生細胞、死細胞、Cuイオン存在下など、種々の条件下における粒子局在性・サイズ等をTEM超薄切片法により評価した結果、貴金属バイオナノ粒子の生成には、微生物学的(酵素学的)反応による結晶核生成と化学的反応による結晶成長の両プロセスを経ることが重要であることが分かった。また、粒子サイズの調整には電子供与体であるギ酸ナトリウム濃度(還元速度)を最適化することが重要であった。また、PtとPdを含む多金属系について、各金属の選択的回収を試みた。