講演情報
[1713]V(II)溶液を用いた黄銅鉱の還元浸出に関する研究
○伊藤将太1, 山下智司1, 小山和也1 (1.千葉工業大学)
司会:竹田修(東北大学)
キーワード:
黄銅鉱、電解還元、還元浸出、バナジウム
黄銅鉱などの硫化銅鉱の浸出ではSO42-生成型、S生成型、H2S発生型があり、本研究では還元性溶媒を用いるH2S発生型について検討した。還元性溶媒であるV(II)溶液はV2O5を溶解した溶液を電解し作製した。電解が進むとともにバナジウムの価数が5価、4価、3価、および2価のイオンに対応して溶液の色は黄→青→緑→紫と変化しORPは時間とともに低下し-280mV vs SHEでほぼ一定となった。電解後、この溶液を用いてV(II)濃度:0.1mol/L、pH:2.0、液温90℃の条件で黄銅鉱の浸出を行ったところ、鉄は15分程度でほぼ全量がイオンとなった。浸出液中の銅イオン濃度分析結果から99%以上の銅は残渣に含まれた。また、硫黄は時間遅れがあるものの、60分で65%程度がH2Sとして検出された。残渣のX線回折の結果Cu2Sが同定された。
