講演情報

[3604]シュンガイトの各種選鉱技術を用いた不純物除去に関する研究

青木太一1, ドドビバジョルジ1, 藤田豊久1 (1.東京大学大学院)
司会:三木一(九州大学)

キーワード:

シュンガイト、炭素鉱物、浮遊選別、酸浸出、マイクロ波

シュンガイト(Shungite)とは,先カンブリア期(約20億年前)に堆積したとされる黒色の炭素鉱石であり,ロシアのカレリア地方で産出されている.シュンガイトの特徴の主だった特徴は次の三点である.①鉱石中の炭素とシリカが強靭かつ高密度で組成されている,②電気伝導性を持つ,③酸化還元反応において強い活性を示す.これら特性からシュンガイトはゴムフィラーや炭化ケイ素の代替品として,産業利用に於いて高いプレゼンスを発揮する事が出来ると考えられるが,現状では殆ど利用されていない.その理由としては,研究が不十分である事,種類によって物質構成比が異なる事,硫黄や鉄などの不純物が存在する事が挙げられる.以上を踏まえた上で,本研究ではシュンガイトを産業利用する事を目的として研究を行う事を考える.具体的には,以下の事項を達成する事を目的とする.  (1)シュンガイトに対して物性分析を行い,シュンガイトがどのような特性を持っているのかを明らかにする.  (2)特性を明らかにした上で,選鉱学的手法を用いる事で硫黄や鉄をはじめとした不純物を除去し高純度なシュンガイトの生成方法を確立する.