講演情報

[1606]コロイダルInAs量子ドットの生成反応におけるアミンの作用

片岡拓也1, 上杉秀雄1, 柿沼綾子2, 喜多正雄3, 金折賢二4, 小俣孝久2 (1.大阪大学, 2.東北大学, 3.富山高専, 4.京都工芸繊維大学)
司会: 関本英弘(岩手大学)

キーワード:

コロイダル量子ドット、溶液法、NMR、IR

溶液法で合成されるInAsなどの砒化物コロイダル量子ドットは、高効率な太陽電池への応用が期待されているものの、合成時に反応性が高く毒性の強い砒素原料が必要であるため、これまで活発な研究が行われてこなかった。最近報告された、トリフェニルアルシン(As(C6H5)3)とInBr3を原料とするコロイダルInAs量子ドットの合成方法は、大気中で安定、かつ、毒性の小さい砒素原料を用いた砒化物量子ドットの合成法として期待される。現状ではコロイダルInAs量子ドットの収率は1%以下と低く、その向上が課題の一つとなっている。本研究では、トリフェニルアルシンを砒素源としたコロイダルInAs量子ドットの生成反応を、1H-NMRとFT-IRから追跡し反応機構の解明を試みるとともに、アミノ基に結合する炭化水素基の長さや数の異なるアミンを添加した溶液からコロイダルInAsを合成し、反応溶液中のアミンの作用について研究した。