講演情報

[3309]食品廃棄物等のバイオガス化実証試験について

横田昌志, 天海泰成 (三菱マテリアル株式会社 環境・エネルギー事業本部 環境リサイクル事業部)
司会: 大川浩一(秋田大学)

キーワード:

食品廃棄物、下水汚泥、メタン発酵、バイオガス化、エネルギー利用

下水汚泥、食品廃棄物等のバイオマスは現在多くが焼却処理されており、これらを有効に利用する技術としてメタン発酵(バイオガス化)によるエネルギー利用が注目されている。当社は2013年度に環境省の補助事業(CO2排出削減対策強化誘導型技術開発・実証事業)の採択を受け、バイオマス原料を対象としたバイオガス化システムの構築とエネルギー利用まで含めた事業モデル検討を目的として試験、検討を実施した。埼玉県とフィールド提供型の共同研究協定を締結し、2015年3月、埼玉県利根川右岸流域下水道小山川水循環センターの敷地内にバイオガス化実証プラント(処理量1t/日)を設置し、2015年4月から約1年間実証試験を実施した。食品廃棄物単独条件、食品廃棄物と下水汚泥の混合条件、下水汚泥単独条件の3条件での実証試験を行い、発生するバイオガスや残渣の量・性状を調査し、技術面での検証を行った。併せて、事業化に向けての制度面に関する課題と対応策の検討を行った。実証試験結果から、食品廃棄物や下水汚泥のバイオマスがエネルギー・資源として有効利用できることを確認し、事業化検討に必要なエンジニアリングデータを取得した。