講演情報
[P-3]FeS2/O3/H2O反応系におけるベンゼンの促進的酸化分解機構に関する予察的検討
○原淳子 (国立研究開発法人 産業技術総合研究所)
キーワード:
土壌汚染、促進的酸化分解、ラジカル反応
難分解性有機物質による土壌汚染を現位置で浄化する化学的手法の一つとして、ラジカル反応を利用した酸化分解手法がある。化学的酸化法は分解力が高く、副生成物の蓄積が少ないのが特徴であるが、現位置浄化への適用に関しては酸化剤の存在形態や反応後の残留成分に依存した改善が必要であり、未だ開発が求められている。ここでは、難分解性有機化合物の中間構造物質としての存在が懸念されるベンゼンを対象に、FeS2/O3/H2O混合化学的酸化反応系におけるラジカル分解機構および最適混合条件の予察的検討を行った。ベンゼンの酸化分解はFeS2/H2O、O3/H2Oいずれの系でも容易に進行するが、混合系およびラジカル促進材としてH2O2を添加した系では分解が急激に加速し、さらに混合割合により、ベンゼンよりも中間生成物の酸化分解が先行して行われる反応機構が得られた。
