講演情報
[PY-15]超音波と塩化カルシウムを用いたモノエタノールアミン溶液からの二酸化炭素低温脱離
○藤原達央, 大川浩一, 加藤貴宏, 菅原勝康 (秋田大学大学院)
キーワード:
超音波、モノエタノールアミン、二酸化炭素、炭酸カルシウム
二酸化炭素(CO2)の分離回収および地下貯留(CCS)は,温暖化の原因の一つとして考えられるCO2の大気への排出を抑制するための技術である。CO2は,モノエタノールアミン(MEA)などのアミン類を吸収剤として用いることで,アミンはCO2と化学反応してカルバメートイオンを生成するため,CO2を選択的に吸収できる。排気ガスから分離回収したCO2を脱離する場合は,溶液を加熱すればCO2ガスを得ることができる。課題は,CO2をMEA溶液から脱離する際の加熱温度が120℃と高いことである。そのため,本研究では,CO2の低温脱離を目的として超音波と塩化カルシウムの利用を検討した。0.2 MのMEA溶液に対して超音波照射(25℃,5分)を行ったところ,超音波によるCO2の脱離率は,撹拌と比較して高い値を示した。また,脱離過程で0.1 MのCaCl2溶液を添加することで,脱離率は大幅に向上した。したがって,MEA溶液からのCO2低温脱離には,超音波と塩化カルシウムの組み合わせが効果的であると考えられる。
