講演情報

[PY-37]超音波照射を利用した粗大なスコロダイト粒子の合成

北村優弥, 大川浩一, 加藤貴宏, 菅原勝康 (秋田大学大学院)

キーワード:

超音波、五価砒素、スコロダイト

現在、銅製錬において生じる高濃度の砒素を含む溶液から砒素を除去して、安定に貯蔵する材料としてスコロダイト(FeAsO4·2H2O)が用いられている。スコロダイトは酸性溶液中においても砒素の溶出がほとんどなく、特に比表面積が小さく、粒径が大きなファセット状の粒子ほど砒素の安定な固定化に適している。スコロダイトは、硫酸酸性溶液中で二価鉄[Fe(II)]を含む前駆体を酸化することで合成される。粗大なスコロダイト粒子(>10 µm)を得るためには、90℃以上の高温溶液を撹拌しながら酸化する必要がある。そこで本研究では、新規な合成手法として超音波の化学作用と凝集作用に着目した。そして撹拌法により得られた粒子と比較して、より低温・短時間における粗大なスコロダイト粒子の合成を検討した。