講演情報

[PY-46]廃電子基板由来混合メタルの磁力選別による Fe含有合金種の除去回収とその他主要元素の分配挙動

原田茂一1, 川村茂1, 高崎康志2, 芳賀一寿1, 柴山敦2 (1.秋田大学大学院 理工学研究科, 2.秋田大学大学院 国際資源学研究科)

キーワード:

廃電子基板、磁力選別、錫リサイクル

廃電子基板は、主に銅製錬所で処理され、銅および貴金属などが回収されている。しかし、錫は銅よりも酸化されやすいため溶錬工程においてスラグ相へ分配しやすく、セメントや路盤材等に利用され金属資源として再利用される比率は少ない。そこで、当研究室では廃電子基板の破砕・粉砕・物理選別による錫合金(はんだ)の濃縮から化学分離技術を用いた錫の精製までの一貫した錫のリサイクルプロセスの構築を目指している。 本発表では、廃電子基板を破砕・粉砕・比重選別後に重比重物として得られた混合メタルの磁力選別試験について報告する。混合メタルの主な構成元素はCu , Sn , Zn , Pb , Al , Feである。この混合メタルについてFeを主成分とする合金種の選択的除去回収およびはんだの濃縮を目的とし、磁力選別試験を行った。その結果、ある条件において磁着物中のFe回収率が高く、Cu, Sn, Zn, Pb, Alの回収率は低く抑えられ、選択的に磁着物中へFe含有合金が分配した。これより、磁力選別による混合メタルからのFe含有合金とその他の金属及び合金種との分離の可能性が示唆された。