講演情報
[1201-11-10]含砒素硫化鉱物の表面メカノケミカル現象
○佐野 直幸1、日下 英史1 (1. 京都大学)
司会: 和嶋隆昌(千葉大学)
キーワード:
浮遊選鉱、硫化鉱物、砒素、ゼータ電位、収着
本研究は、年々増加傾向にある銅精鉱中のAsを効率よく分離・回収するために、微粉砕によって十分に単体分離を行った含砒素硫化鉱物を銅精鉱から浮上分離することを目的とし、微粒子の分離・回収に有効とされるマイクロバブル浮選の適用可能性を検討するものである。
以前の報告において、振動ミルで湿式粉砕を加えたArsenopyriteのゼータ電位がpHの増加にしたがい+20 mVから-50 mVへと大きくシフトする傾向を示し、ゼータ電位が0 mVになるpHが存在することを指摘した。このようにArsenopyrite表面に解離性水酸基の存在が示唆されたため、本研究では、含砒素硫化鉱物懸濁液の滴定実験を行うことで、H+およびOH-の収着量の測定を試みた。その結果、湿式粉砕を加えたArsenopyrite懸濁液の場合、pH3.5付近で等量収着点を確認し、それ以上のpH領域でOH-の著しい収着が認められた。この結果から、湿式粉砕過程において水中に存在するOH-が含砒素硫化鉱物表面の酸化と解離性水酸基の発生を促進することが示唆された。
以前の報告において、振動ミルで湿式粉砕を加えたArsenopyriteのゼータ電位がpHの増加にしたがい+20 mVから-50 mVへと大きくシフトする傾向を示し、ゼータ電位が0 mVになるpHが存在することを指摘した。このようにArsenopyrite表面に解離性水酸基の存在が示唆されたため、本研究では、含砒素硫化鉱物懸濁液の滴定実験を行うことで、H+およびOH-の収着量の測定を試みた。その結果、湿式粉砕を加えたArsenopyrite懸濁液の場合、pH3.5付近で等量収着点を確認し、それ以上のpH領域でOH-の著しい収着が認められた。この結果から、湿式粉砕過程において水中に存在するOH-が含砒素硫化鉱物表面の酸化と解離性水酸基の発生を促進することが示唆された。
