講演情報

[1313-18-02]コールベッドメタンの増進回収におけるCO2利用の優位性に関する一考察

菅井 裕一1、佐々木 久郎1、飯野 宏高1 (1. 九州大学)
司会: 佐々木久郎(九州大学)

キーワード:

コールベッドメタン、二酸化炭素、石炭、吸着、脱着

CO2やN2を石炭層に圧入してコールベッドメタンの増進回収を図る技術が研究され、一部実用化されている。とりわけCO2を用いた技術は、N2を用いる場合よりも高い増進回収効果が期待できることに加え、温室効果ガスであるCO2を石炭層内に隔離し、その大気中への排出を削減できることから注目されている。一般に、これらのガスを石炭層内に圧入することにより、石炭層内のCH4分圧を低下させ、石炭表面に吸着しているコールベッドメタンの脱着を促進して、その増進回収が図られる。さらにCO2はCH4に比べて石炭表面への吸着性が高く、コールベッドメタンがCO2によって置換されることによる増進回収効果も期待できる。CO2によるコールベッドメタンの置換については、それぞれのガスの石炭表面への吸着量を測定することによって評価される場合が多いが、本研究では、前述したメタン分圧の低下によるコールベッドメタンの脱着とCO2との置換によるコールベッドメタンの脱着をそれぞれ考察し、N2の場合との比較を通して、コールベッドメタンの増進回収におけるCO2利用の優位性を定量的に考察した。