講演情報
[2201-09-01]分級および磁選を用いた低品位粘土質花崗岩の窯業原料化に関する基礎的検討
○綱澤 有輝1、須藤 定久1、高木 哲一1 (1. 産業技術総合研究所)
司会: 三木一(九州大学)
キーワード:
磁選、分級、低品位粘土質岩、窯業原料
粘土質岩は窯業製品の主原料であり,そのほとんどが国内から供給されている。しかしながら,開発の進行に伴い,近年良質な原料である蛙目粘土や木節粘土の枯渇が危惧されている。「青サバ」と呼ばれる未利用の低品位粘土質花崗岩は鉄分を含む有色鉱物を有するものの,蛙目粘土や木節粘土の代替原料として利用することができれば,資源量の確保に一定の貢献になることが期待されている。そこで,本研究では低品位粘土質花崗岩の窯業原料化を目的として,分級および磁選による鉄分の除去を試みた。有色鉱物に粒度特性があることに着目し,ふるい分けを行なったところ,2 mm以上の比較的大きな粒群では,黒色の鉱物を視認できなかったことに加え,鉄成分がXRF分析から検出されなかった。また,2mm以下の粒群に対しては,乾式磁選によって,黒色の鉱物および鉄成分が良好に除去できることが確認された。250μm以下の粒群に対しては,湿式磁選によって,鉄成分の除去が確認された。これらの結果から得られた知見を報告する。
